ソフトマテリアル応用部会講習会 「高分子アクチュエータ入門」

ソフトマテリアル応用部会では、「人工筋肉」として注目を集めている機能性高分子材料の研究開発、応用の状況を調査するとともに、さまざまな産業分野への普及を図ることを目的として活動しています。学術界においても,産業界においても,ソフトマテリアルをベースにしたデバイスはまだまだ普及していないのが現状です。次世代を担う機能性材料の開発のためには、素材の開発と応用の有機的発展がポイントとなります。

本講習会では、高分子アクチュエータ技術の普及を目的に、高分子アクチュエータの作製法や、駆動法、応用事例など、利用のためのノウハウを解説いたします。とくに、利用したいと考えている企業技術者の方々はぜひご参加ください。大学関係者、学生の方ももちろん大歓迎です。

高分子アクチュエータ入門(第2回:誘電エラストマーアクチュエータ編)

テーマ:「誘電エラストマーアクチュエータ」

  • 日 時: 2014年10月27日(月)14:00〜16:30  (13:30受付開始)
  • 会 場: 東京工業大学 田町キャンパス キャンパス・イノベーションセンター2階 多目的室3
    (東京都港区芝浦3-3-6 ⇒こちらをご覧ください)
    (アクセス: JR山手線・京浜東北線 田町駅 徒歩2分)
  • 定 員: 30人(定員になり次第締め切ります)
  • 参加費: 無料

  • 申込締切: 2014年10月20日(月)
  • 申込方法: E-mailにて tcsm@sml.fr.dendai.ac.jp まで氏名・所属を明記してお申込み下さい。

第2回目となる本講習会では、誘電エラストマーアクチュエータ(Dielectric Elastomer Actuator: DEA)と呼ばれる駆動素子について解説します。DEAは柔らかく変形しやすい高誘電性のエラストマー材料を伸縮性のある柔軟電極で挟んだ構造をしており、電圧印加時に電極間に働く静電気力(マクスウェル応力)によりエラストマーを変形させる高速応答、大変形、高発生力のソフトアクチュエータです。

講 師
土谷茂樹(和歌山大学)
内 容
  1. 誘電エラストマーアクチュエータの構造と原理
  2. 誘電エラストマーアクチュエータの作製方法
    (材料の入手法、できるだけ作製しやすい方法の解説)
  3. 誘電エラストマーアクチュエータの駆動方法と評価方法
    (アクチュエータ駆動の実際(駆動回路、インターフェイス、評価方法など))
  4. 誘電エラストマーアクチュエータの応用事例
  5. 誘電エラストマーアクチュエータのデモ