ソフトマテリアル応用部会講習会 「高分子アクチュエータ入門」

ソフトマテリアル応用部会では、「人工筋肉」として注目を集めている機能性高分子材料の研究開発、応用の状況を調査するとともに、さまざまな産業分野への普及を図ることを目的として活動しています。学術界においても,産業界においても,ソフトマテリアルをベースにしたデバイスはまだまだ普及していないのが現状です。次世代を担う機能性材料の開発のためには、素材の開発と応用の有機的発展がポイントとなります。

本講習会では、高分子アクチュエータ技術の普及を目的に、高分子アクチュエータの作製法や、駆動法、応用事例など、利用のためのノウハウを解説いたします。とくに、利用したいと考えている企業技術者の方々はぜひご参加ください。大学関係者、学生の方ももちろん大歓迎です。

高分子アクチュエータ入門 (第1回: イオン導電性高分子アクチュエータ編)

テーマ:「イオン導電性高分子アクチュエータ」

定員に達しましたので、申込を締め切らせて頂きました。
  • 日 時: 2010年10月25日(月)13:30〜16:30  (13:00受付開始)
  • 会 場: 東京電機大学 東京神田キャンパス お茶の水アネックス4F 会議室
    (東京都千代田区神田小川町2-12 ⇒こちらをご覧ください)
    (アクセス: 地下鉄新御茶ノ水駅、小川町駅より1分/淡路町駅より3分/JR御茶ノ水駅、神田駅より8分)
  • 定 員: 30人(定員になり次第締め切ります)
  • 参加費: 無料

高分子アクチュエータには様々な種類が存在しますが、第1回講習会では、イオン導電性高分子・貴金属接合体(Ionic polymer-metal composite: IPMC)と呼ばれる材料について解説します。IPMCは電解質高分子ゲルと貴金属の接合体からなり、1〜2Vの低電圧で、大きく屈曲変形するソフトアクチュエータです。

講 師
安積欣志(産業技術総合研究所)・高木賢太郎(名古屋大学)・釜道紀浩(東京電機大学)
内 容
  1. 高分子アクチュエータの作製法、入手法
    市販の素子の入手法、できるだけ作製しやすい方法の解説
  2. 高分子アクチュエータの駆動法
    素子加工法の実際、駆動回路の作製法、駆動インターフェイスの作製法、制御法、市販の素子による駆動実習など
  3. 高分子アクチュエータの応用事例
IPMC IPMC IPMC IPMC